今日はジュニアユースのトレーニングはオフです。
昨日は午前中ジュニアのTRMを見学していました。
ジュニアの選手たちの何を見ていたかというと、ボールがない時にどれだけの情報を得ようとしているのか。
その部分にフォーカスして見ていました。
1年後にはフルコートのサッカーになります。
情報がない中でサッカーをすることは非常に難しいです。
ほとんどの選手が目の前の選手を交わすことから始めます。
それではひとりひとりがフルコートの中で1vs1をやることになります。
身長が低い、身体が細い、足が遅い。
そのような選手が活躍することは難しくなります。
サッカーは105m、68mの中に22人が入ります。
そのコートを上手く理解して、相手GKは簡単には出てくることはできないので11vs10の状況になります。
数的優位であることをチーム全員がしっかりと理解して、チームでボールを相手ゴールに向かって前進させることが大切です。
横幅の68m。縦の深さの105mを上手く使いながらです。
ピッチ上のどこに立つことにより、相手がどのように変化をするのか。
ボール状況により細かく立つ場所を修正すること。
システムではボールは動きません。システムではサッカーはできません。
みんなに伝えたいことは何を学ぶか。
そして何を積み上げていけるかです。
U-12の選手たちにはボールがない状況で観る要素を増やすこと。
そして両足でボールを扱えるようになること。
特に横幅を使う時には両足使えないと左右にボールを動かすことができません。
右足でしか扱えない選手はボールを右から左へ配給することを難しくします。
右足でしか触らないので自陣ゴールに向かってボールを触ります。
よってその後の選択肢はバックパスになってしまいます。
よって相手を横に動かすことができないので中央を突くことができません。
当たり前ですがゴールは真ん中にあります。
ボールを左から右へ。右から左へ。スムーズに動かすことができる選手は貴重な存在です。
相手の強度が高くなっても、プレーテンポが上がってもブレない丁寧で正確な速く行えるテクニックが要求されます。
先日のクリニックで行ったこともしっかりと活かしてもらいたいと思います。

U-13の彼はよく左足を使います。

身体は細いですが、U-14の試合に出てもチームで1番ボールを失う回数が少なく、前に運ぶ回数も1番多いです。
得点にも絡んでいます。
チームメートから良い意味で盗むことも賢い選手の特徴です。
いろんなところに成長する為のヒントが隠されています。
成長に貪欲になろう。