今日はジュニアユースも大津高校サッカー部のトレーニングも悪天候の為中止です。
ひたすら朝から試合の映像との闘いを行なっていました。
試合の映像は見れば見るほど新たな発見があります。
なぜ、ボールが動くのか。動かなくなったのか。
なぜ、チャンスになったのか。ピンチになったのか。
なぜ、選手がそのプレーの選択、判断を行ったのか。
チームとしての闘い方や、選手たちがどのようなことを考えてプレーしているのかを重点的に見ています。
なのでなぜ試合に出れないのか不満に思っている選手には映像を使って説明することもできます。
コーチとしての自分が下す判断、決断には必ず裏側があります。
感情的になって下した判断、決断は上手くいくことは少ないです。
選手を試合のメンバーに選ぶ基準はチームの闘い方を理解しているかどうかです。
そして日々のトレーニングのパフォーマンスです。
はっきり言えることは今のパフォーマンスであり、意識になります。
ジュニア時代どうだったとか、昨年試合に出ていたとか。
そういうことはあまり考えない方が良いと思います。
なぜならば、昨年と同じことはやらないからです。
常に新たなことにチャレンジしています。
闘い方も、ポジションも、システムも、組み合わせも。
常にアップデートしていくことが大切です。
それが競争と上手く付き合うということでもあります。
当然上手くいくこともあれば、上手くいかないこともあります。
大切なことは上手くいかなかった原因をしっかりと追求することです。
そこには必ず原因があります。
その原因を追求することができれば、上手くいかなかったことも全て次に繋がります。
リスクは恐るのではなく、計算することが大切です。
そしてあとは勇気です。
勇気を持ってリスクを冒して、その判断、決断に責任を持つことです。
そうやって心が鍛えられます。
いつも言っているように、バックパス、横パスの選択しかしない選手が出場時間を伸ばすことはありません。
だからと言って無理に縦に前に選択する選手も違います。
サッカーは状況判断のスポーツです。
チームの闘い方を理解した上で、最終的には自分で判断、決断を下さなければいけません。
お父さん、お母さんが判断、決断をするわけではありません。
なぜコーチが日頃から
コミュニケーション、主体性、チャレンジ精神ということを強く伝えているのか。
分かる選手には分かると思います。
みんなに強く要求することは自分で自分の可能性に蓋をしないこと。
俺はこういう性格だから。
俺はこういうプレースタイルだから。
通用しません。
選手である以上、選ばれなければいけません。
評価されなければいけません。
謙虚さ、素直さ、ひたむきさ、向上心。
ひとりの人間としてサッカーを通して素晴らしいパーソナリティーを身につけていこう。
2年生の意地とプライドに期待していきたいと思います。
今が1番みんなが成長できるチャンスだと思います。
矢印をコーチに向けるか、それとも自分に向けるか。
全て自分次第です。