対戦していただいたフェルボールの皆さん、ありがとうございました。
最後の挨拶時に選手たちに話したことです。
みんながこの先全てが自分の思い通りに物事が進むことはない。
辛い、苦しい経験をすることもある。
そんな時に立ち向かっていける選手、人間になって欲しい。
だから厳しい要求もするし、厳しい言葉もかける。
そしてコーチが何を見ているか。
厳しい要求、厳しい言葉をかけられた時にどんな反応をするのか。
コーチから厳しく言われてミスしたくないからと相手に隠れている場合ではない。
無理だよ、できないよ。
自分で限界を作ってしまうのか。
それとも
絶対に見返してやる、絶対に要求に応えて見せる。
そんなコーチに向かってくる姿勢を見せれるのか。
チャレンジする姿勢を見せようとするのか。
そういうみんなの心の奥の部分を見ている。
できる、できないではない。
やるか、やらないか。
どっちかしかない。
そして限界を自分で作った選手は言われなくなる。
言われなくなるということは気にかけてもらえなくなる。
だからみんなにずっと言っている。
平等はないよということです。
まずはしっかりと要求に応えようとする姿勢を見せなければいけない。
監督、コーチの立場からどんな選手を使いたいのか。
プロの世界でもどのカテゴリーにも共通することです。
監督、コーチの要求に応えようとしているのか。
そして要求以上のプレーをやろうとしているのか。
このような選手はどんなチームでもどんな指導者ともしっかりとサッカーをすることができます。
なぜならば組織の一員としてプレーすることができ、そして自分にしかない他の人にはないスペシャルな部分を持っているからです。
だから必要とされるわけです。
サッカーの技術、戦術はもちろん大切。
でもひとりの人間としての大切なベースがなければ辛い、苦しい、厳しい状況から跳ね返ってくることができない。
だからみんなには明確に伝えています。
ダメなことはダメ。やってはいけないことは絶対にやってはいけない。
自由を間違えてはいけない。
判断、決断の自由を間違えてしまうと組織に必要とされなくなる。
自分中心にチームは回っていない。
大切なことをサッカーを通して伝えていきたいと思います。