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育成年代全ての選手に無限の可能性がある

成長に苦しむ選手のひとつに年代が上がって求められることについていけないということがあります。

特にキッズサッカーなどは自由が多くあります。

ドリブルもパスもシュートも自分がやりたいようにやる。

だからそこからサッカーが楽しいと思って続けている選手もいると思う。

しかし年代が上がるにつれてみんなサッカーはチームスポーツということを学んでいきます。

自分とボールだけのキッズサッカーから、味方、相手、スペースなどたくさんの要素が入ってきます。

それらの要素を瞬時に的確に最適な判断、決断をサッカーは行なっていかなければいけません。

ここで大切なことが謙虚な姿勢、素直な心、向上心。そしてサッカーが大好きであることです。

中学生からは個人戦術からチーム戦術も入ってきます。

チームとしてどのようにボールを動かしてゴールを奪うか。

どのように守備をして相手ボールを奪うか。

監督、コーチからの求められる要素も多くなってきます。

何が言いたいかというとサッカーは年代が上がっていくにつれて求められることも変わってくるということです。

これは絶対選手が理解しなければいけないことだと思います。そして指導者が伝えていかなければいけないことだと思います。

だから選抜歴、経歴、肩書きでサッカーは成立しません。

育成年代全ての選手に無限の可能性があります。

今、どこにいなければいけないではなく、今、何を学ばなければいけないなのか。

もっと言えば明確な目標、夢があるともっと良い。

だからこそ今を大切にすることができる。

今は身体的に苦しいかもしれないけど、大切なことをしっかりと身につければ必ず学んだことが活きてくる時が来る。

実際に半年前の4月と半年後の今では凄い成長を見せてくれている選手もいます。

身体的な成長の差があるからこそ本当に大切な中学年代だと感じています。

選手たちの心と頭の中を刺激して変化を楽しむこと。変化を怖がらないこと。

そして成功体験を大切にすること。

小学年代から中学年代。中学年代から高校年代。

この年代の移り変わりで選手たちが成長を実感できるような指導を心がけていきたいと思います。

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