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育成年代から強化、競争の年代へ

今日はふと思ったことがありました。

今回の東京オリンピックメンバーの選手たちのジュニアユース年代での代表歴です。

オリンピックメンバー、A代表のメンバーに選ばれるくらいですので育成年代からそれなりの経歴があるのかなと思い調べてみました。

今回の東京オリンピックメンバーです。

自分の調べた情報ががどこまで正しいか分かりませんが調べてみました。

オーバーエイジの選手たちを抜かしてこのメンバーの中でU-15代表歴があった選手は

谷選手、鈴木選手、冨安選手、橋岡選手、久保選手、三好選手、堂安選手。以上7人。

この世代の選手たちは2017年U-20ワールドカップも経験しています。

その時のメンバーです。

このメンバーの中で4年後の東京オリンピックのメンバーに残っていたのは

板倉選手、中山選手、冨安選手、三好選手、堂安選手、久保選手。以上6人。

何が言いたいかというと年代が上がっていけばいくほど競争が激しくなります。

特にこのメンバーを見ても分かるように高校年代、その先の年代での競争、入れ替わりが非常に激しい。

U-20ワールドカップを経験した選手たちが4年後の東京オリンピックメンバーに6人しか残っていない現実があります。

自分自身のこれまでの現役時代の経験、指導者としての経験でも考えることは高校年代、その先の年代でどのような変化を起こせるかがとても大切だと考えます。

競争が激しくなる年代で食らいついていくメンタリティーを持っているのか。

おそらく中学年代から高校年代からの身体的な成長での入れ替わりもかなりあると思います。

中学年代までとは違い高校年代から身体的な成長の差がなくなった時に競争に勝っていく為のメンタリティー、フィジカル、インテリジェンス、テクニックを中学年代で学ぶ必要があると考えます。

プロは結果で評価されますが育成年代は違う。

勝ったからOKでもないし負けたからNGでもない。

どのような選手を育成したいかというクラブの理念、ビジョン、想いを明確にすることが選手たちの成長の為にはとても大切だと考えます。

外的な要因に振り回さらることなく、目先の結果に一喜一憂することなく常に成長に目を向ける。

そのプロセスの先に成長があり成長を楽しむことができる。

自分のU-15年代の代表選手です。

このメンバーの中に同級生であるワールドカップで活躍した内田選手、森重選手、香川選手、吉田選手などはメンバーに入っていません。

2002年から20年経った今でも同じような現象が起きています。

育成年代。どこでやるかも大切ですがどこで何を学ぶかはもっと大切だと考えます。

高校年代、その先の年代で活躍できる選手を育成していきたいと思います。

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