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それだけ走って闘ったのか

年間通して全てのゲームでパーフェクトな内容と結果を出すことは難しいです。

しかし、逞しく強いチームは悪いゲームでありながらも粘り強く、我慢強く闘うことができます。

そしてチャンスをしっかりとモノにしてゲームを締めることができます。

そこで大切になってくるのが、チームにリーダーシップをとれる選手がいるかいないかです。

チームが苦しい闘いをしている時に、チームの先頭に立ってチームを鼓舞する選手がどれだけいるか。

誰かがやるから自分はやらない。

自分は大人しい性格だから、誰かに任せる。

自分の枠の中でしかサッカーをしようとしない。

いくらボール扱いが上手くてもサッカーはできません。

サッカーはメンタルスポーツです。

まずはどんな状況であれ自分のベストを尽くすこと。

走り切ること。闘うこと。闘い続けること。

そして、仲間に要求すること。仲間を鼓舞すること。

昨日のゲームの最後でチームで1番走れる選手が足をつりました。

彼が足をつったことなど1回も見たことがありません。

ではそれだけ週末のゲームで走ったのか。闘ったのか。ハードワークしたのか。

自分が持っている全てを出したのか。出そうとしたのか。

できないことを言っているわけではありません。

できるのにやらないことに対して投げかけています。

他の選手にはない、自分にしかない持ち味、特徴、武器を持っているのにそれを発揮しないのであれば、持っていないのと一緒です。

そして磨き続けることができなければ、光ることはありません。

そうやって自分自身も現役時代に教えられました。

ある監督には

「お前が球際で闘わない、ボールを受けようとしない、前を向かない、ミドルシュートを狙わない、相手PAに侵入しようとしない。」

であれば、若い選手を使ってその選手を鍛えた方が可能性がある。

いつまでもお前にお金を払うことはしない。

お前の強み、魅力にクラブはお金を払っている。

選手は商品。商品に価値がないのであれば、その商品にお金を払う必要はない。

これがプロサッカー選手です。

大切なことは過去ではなく、現在であり、今です。

昨年、シーズン通して試合に出続けたから今年も出れるという約束事は存在しません。

常に自分自身をアップデートしていかなければいけません。

今、自分のやるべきことにどれだけ集中できるかです。

みんなに伝えたいことは

できることをやらない、やろうとしない。

できないことに向き合おうとしない。

このようなパーソナリティーではどの分野に行っても通用しないということです。

それをサッカーを通して学んでもらいたいと思っています。

これから高校、大学を卒業して社会人となり会社に就職して会社から給料をもらって生活していきます。

自分という商品価値をどれだけ高くできるかは自分次第です。

いくら才能があっても磨かないと磨き続けないと光ることはありません。

これが肩書き、経歴が全てではないということです。

最終的には自分を高める努力をやり続けてやり抜いた選手が生き残っていきます。

グランヴァロールから1人でも多くどの分野に行っても活躍できる逞しい人材を育成していきたいと思います。

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