1年生は4月のチーム指導からちょうど2ヶ月が経ちました。
4月の最初の頃は、ジュニア時代とは違うメンバーとのプレーを楽しんだり、違う指導者のもとでプレーをすることを楽しみにしていたと思います。
しかし、4月の頃の勢いが少しずつ弱まってきたのも事実です。
時間が経つにつれて、少しずつ、自分ができないこと、足りないこと、課題が明確に出てきていると思います。
コーチからの要求も4月の頃とは違います。
当たり前ですが、いつまでも練習会、体験会のような雰囲気でトレーニングは行いません。
そして、成長する為の大切なサイクル、考え方を身につけてもらいたいと思います。
今、できないことは問題ではないということ。
今、顔を上げれない。
今、ボールを止めれない。
今、ボールを蹴れない。
今、走れない。
今、闘えない。
これらのことにしっかりと向き合い、ひとつひとつ改善出来るようになっていけば良いということ。
しかし、今できないことが、これからもできないと考えてしまう。
そして、自分で自分の限界を作ってしまう。
そして、できない言い訳を探してしまう。
今、できないことは恥ずかしいことではない。
考え方次第です。
今、できないことが1年生の早い段階で見つけることができれば、また新たな可能性が広がる。
2年生、3年生ではまた新たなことにチャレンジできる。
まずは今できないことを恥ずかしいと思わないこと。
ボールを止めれない。
ボールを蹴れない。
顔を上げれない。
走れない。
闘えない。
しょうがない。
やるしかない。向き合うしかない。
できないのだから。
その考え方でコーチは現役時代取り組んできました。
ポジションをライバルに奪われた。
しょうがない。
自分に力がないから。
年末に契約満了を通達された。
しょうがない。
クラブから評価を勝ち取ることができなかった。
その経験をどう活かしていくかを考えなければいけない。
最善の結果を出す為にプロセスにこだわった時間は財産です。無駄なことはひとつもありません。
必ず現象には原因がある。
その原因を自分で追求していくことで安定感のある、計算ができる選手に成長する。
だから自分にコントロールできることに集中しようといつも伝えています。
自分自身が力をつけて、課題をひとつひとつ改善していき、武器や特徴を磨いて、チームに利益をもたらせれるようなプレーを続けることができれば、必ずチームに必要とされるということです。
とにかく、自分の課題に向き合わない限り成長のサイクルに入ることはできません。
2年生は全員ではありませんが、昨年のベースをしっかりと活かしている選手もいます。
成功体験を獲得している選手もいます。
チーム全員が高い意識で高い温度で同じ方向を向いて日々のトレーニングを大切にしていきたいと思います。
3年生になってもっとやっておけば良かったとならないように。
1日1日、ひとつひとつのプレーを大切にしてもらいたいと思います。