今日のトレーニングにも来年度入団選手が参加してくれました。
力があれば小学6年生であろうが関係なくメンバーに絡んできます。
そして自分を飛び越してメンバーに絡んでいく小学6年生を見て中学生は何を感じているか。
なぜ、週に1回しかトレーニングに参加していない選手たちがメンバーに絡んでいくのか。
なぜ4月からみんなと同じトレーニングをしている自分がメンバーに絡まないのか。
まず、この現状に対して悔しさはあるのか。
この悔しさがなければ次のステップには行けません。
自分自身で矢印を外に向けてしまい、しょうがないで済ませようとします。
自分も高卒でプロの世界に入り、最初はメンバーに入らなかったり、試合に出れない自分を悔しいと思っていました。
だからこそ自主練を頑張ります。
しかし、継続することができませんでした。
できなかったというより、逃げていました。
悔しさを常に持って、来るか来ないか分からないチャンスの為に継続することは簡単なことではありません。
精神的な強さが必要です。
だから逞しくなる訳です。
しかし、どこかで逃げようとする自分が現れます。
高卒1年目、2年目だからしょうがない。
監督は若手を使わない。
自分でそのように逃げ道を作った後悔があります。
だから選手たちを見ていれば分かります。
表情にも出るし、行動にも現れます。
心の奥の部分がピッチにそのまま現れます。
何を見ているかというとそういう部分を観察しています。
試合に出れない自分を悔しいと思わなくなったら成長は止まります。
そして自分と同じような考えを持つ人間と集まります。
ひとりでは怖いからです。
そのような集団の中に入ってしまうとそこから抜け出すのは難しいです。
試合に出ていても、もっともっと成長にこだわらなければポジションを掴み続けることはできません。
成長に限界も満足もありません。
だからこそプロセス、過程にこだわる必要があります。
自分と同じような後悔だけはしないように選手たちに伝えていきたいと思います。