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アンテナ

一昨日火曜日。次の目標である全国制覇を目標に緊張感のあるトレーニングを行っていた大津高校サッカー部。
ジュニアユースのトレーニング前に非常に刺激がある環境に感謝です。
身体的な能力はみんな本当に高い。
上手いし強いし速い。
ただそれだけではサッカーはできない。
何を1番感じたか。
アンテナが違う。みんなアンテナが高い。
コーチ陣の投げかけに対しての反応がとても速い。
反応とは理解力です。
まず、何回も同じことを言われる選手は1人もいません。
そのような選手はトップチームにいることはできません。
「俺はこういうスタイルで中学年代でやってきたから」
通用しません。
そして理解するだけでもいけない。
理解したことをプレーで表現しなければいけない。
今まで自分自身も高校年代の指導をしてきましたが、この理解力と表現力のレベルは非常に高いと思います。

そしてその裏側には競争と緊張感があります。
トップチームの下のカテゴリーには200人以上の選手たちが虎視眈々とトップチームを狙っている環境があります。
だから理解できない、表現できない、やらない、やろうとしない選手は競争から脱落してしまいます。
そのような環境の中、高校3年間1000日サッカーと向き合い続けれた選手だけがみんなが憧れとするピッチに立つことができる。
そして高校、部員の代表としての責任を持ってプレーすることが求められます。
何事も簡単に結果が出ることはない。
特に育成年代の指導は身体的な成長の差があるからこそ時間がかかる。
目先の結果に一喜一憂してしまうと、次の年代で変化を起こせない選手を育成してしまう危険がある。
人の話にしっかりと耳を傾けることができる謙虚で素直な心。
そして競争、緊張感の中で自分を表現できる向上心。
まずはしっかりと人の話に耳を傾けることができるアンテナを身につけよう。
いつも人工芝の素晴らしいピッチでトレーニングができて、素晴らしいお手本が身近にいることは当たり前ではありません。
このようなこともアンテナが高い選手は気づいていると思います。
時間はみんなに平等にある。
もちろん勉強も大切。
ただサッカー人生は本当に短い。
サッカーに夢中になろう。

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