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育成の本質を間違えないように

プロサッカー選手の平均寿命は25、26歳と言われています。

高卒の選手であればもっと短いのが現実です。

大卒の選手であれば2年以内に結果を出さないと生き残っていくことはできません。

しかし、これらはプロサッカー選手になった選手の話です。

大学で選手を引退するのであれば22歳。

高校で引退するのであれば18歳。

みんなは12歳、13歳。

高校で引退するのであれば後5年しかない。

選手でいれる短い時間をどのように使うかはみんな次第です。

プロサッカー選手になれる選手は一握りです。

ほとんどの選手がなれません。

高校年代で日本一をとったチームの選手でもプロの世界に入れるのは1人か2人です。

現実は非常に厳しいです。

コーチがみんなに伝えたいことは

サッカーを離れた後にサッカーで学んだことを活かして欲しいということです。

プロサッカー選手になることだけが全てではありません。

選手それぞれに選手後の人生があります。

サッカーから学べることはたくさんあります。

挨拶、コミュニケーション能力、チームワーク、想いやり、仲間との絆、人と人との繋がり。

そしてこれらのことは必ずサッカーを離れた後に活きてきます。

おそらく最初から社長になる人は少ないので組織の一員として必要とされなければいけません。

与えられたこと、言われたことだけでなく、自分から動ける主体的な魅力ある人材です。

サッカーができる時間は本当に短い。

その短い時間を大切にできる選手こそ選手としても活躍することができ、サッカーを離れた後でも活躍することができる。

勝負にももちろんこだわる。

勝負の世界で生きてきた人間として負けるのはかなり嫌いです。

でも選手でいれる時間が短いみんなに結果だけを追求してしまうともっと選手寿命は短くなってしまう。

できれば1人でも多くの選手に1年でも長く選手でいれる時間を楽しんで欲しい。

育成年代の選手への関わり方。サポートの仕方。

間違ってしまうと最終的に苦労するのは選手本人です。

結果が出ないと不安になることもあると思います。

このままこのチームにいて大丈夫なのか?

でも冷静になって子どもがサッカーというスポーツを通してどんな人間になって欲しいのか。

そこの本質をしっかりと捉えておけば結果に一喜一憂することもないし、結果に不安になることもないと思います。

日々のトレーニング、試合でコーチがこどもたちにどのような関わり方をしているのか。

そして子どもがどのような姿勢でサッカーに取り組んでいるのか。

選手でいれる時間は短いからこそ指導者と保護者の関わり方、サポートはとても大切だと考えます。

みんなが1年でも長くサッカーを続けることができるように、そしてサッカーを離れた後も活躍できるようにひとりの人間として成長していきたいと思います。

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