日々頭の中を整理して夜のトレーニングに向かいます。
ミスが起きた現象に対してどのようにアプローチするのか。
その後、選手たちにどのような変化が起きたのかがとても大切です。
ここでいう変化とはプレーの成功というよりかは「意識」になります。
ただコーチの言われた通りにプレーして成功しても計算できるものではありません。
次に相手が変化を起こした時にまたコーチの顔色を伺うからです。
これではいけません。
例えプレーが成功しなくても、そのプレーに意識があり、そして相手の変化に対して変化を起こしたか。
だからコーチが言ったことを理解する能力とピッチレベルで自分で判断する能力が必要になります。
これまでの話の中に身体的な能力の話はありません。
心と頭の中の話です。インテリジェンスとメンタルです。育成年代の選手たちはとても大切です。
そしてピッチレベルで判断する前にあるものとしてサッカーの原理、原則が大切になってきます。
この原理、原則が入っていなければピッチレベルで自分で判断することは難しくなります。
サッカーの本質はゴールを奪う、ボールを奪う、ゴールを守るです。
この3つの本質には全てに原理、原則があります。
攻撃の優先順位。守備の原理、原則。
この原理、原則が頭に入った上でチーム戦術、プレーモデル、チームモデルが入ってきます。
チームとしてどのようにボールを動かしゴールを奪うのか。
どのように守備をしてボールを奪い、ゴールを守るのか。
だからミスが起きた現象に対してどのようにアプローチするのかが大切です。
原理、原則なのか。それとも判断なのか。それとも技術なのか。
これらを瞬時に的確に選手たちに落とし込まなければいけません。
でなければトレーニングの強度は落ちてしまいます。強度がないトレーニングを続けても試合には結びつきません。
しかし強度だけ高くてもそこにインテリジェンスがなければただ身体を動かしているだけになってしまいます。
コーチだけ喋っていてもやらされているトレーニングになってしまいます。躍動感がありません。
テンポと強度と躍動感。今日もこだわっていきたいと思います。