大津高校サッカー部の朝練。
6:30〜8:00までどんなトレーニングをやっても良い個人に任せられた時間です。
時間はわかりませんがおそらく今も同じだと思います。
夕方のトレーニングはカテゴリーごとに分けられますが、朝練は後輩の選手はトップチームの先輩と一緒にトレーニングができる貴重な時間でもあります。
自分と同じポジションのトップチームの先輩とやったり、自分が目指すようなプレーの選手と一緒にトレーニングをやっていました。
今考えるとこの個人に任せられた何をやっても良い時間の使い方次第で夕方のトレーニングのパフォーマンスも変わるしその選手の評価も変わっていきます。
実際に平岡先生を始めコーチの方々が選手たちがどのような意識でトレーニングを行っているのか。
常に目を光らせていました。
朝練の取り組み方がキッカケでチャンスを掴んだ選手も多いと思います。
夕方のトレーニングや試合で出た自分の課題をしっかりと整理して自分でトレーニングを考えて朝練で改善する。
自分のストロング、武器を伸ばす為のトレーニングを考える。
しかし1週間、1ヶ月頑張っただけでは簡単にはチャンスは訪れません。
いつ来るか分からない。いつまでも来ないかもしれない。
目先に何かがあるから頑張れる選手は信頼されません。
誰が見ていようが関係なくどんな環境でも常に自分自身の成長と向き合うことができる選手が信頼されチャンスを与えられると思います。
夕方のトレーニングは2時間しかやりません。そこで何か光るモノをコーチ陣に魅せなければいけない。
そして夕方のトレーニングはみんな本当に頑張ります。ちょっとでも隙をみせたらポジションはありません。
そこで自分と向き合うことができなければ二度と帰ってくることはありません。
そして高校年代ではいろんな誘惑もあると思います。サッカーから逃げようと思えばいくらでも逃げる事はできます。
だからこそ大津高校サッカー部の1000日間で自分自身の成長と向き合い、中学年代まで何の選抜にも選ばられていなかった選手がプロになったり、田舎の公立高校でも全国のトップレベルのチームと闘えているのではないかなと思います。
高校年代、その先の年代で活躍する為に大切なことを中学年代までにしっかりと学んでおけば明らかに他の選手との成長スピードは変わると自分は思っています。
そしてプロの世界に行けばもっと時間の使い方は大切になってきます。
トレーニングは2時間だけです。後の22時間の使い方は個人に任せられています。
ただでさえ通用しない高卒の選手がチームの2時間のトレーニングだけでは絶対に序列は覆りません。
常に自分自身の成長と向き合い成長スピードにこだわる。
どこにいても自分の意識次第です。
グランヴァロールでしか学べない、グランヴァロールだからこそ学ぶことができるクラブの魅力を大切にしていきたいと思います。
育成年代では選手をどこに送り出したかではなく、何を選手たちに伝えることができたのか。
こだわって指導していきたいと思います。