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言われている以上のプレー

全国高校総体大津高校サッカー部今日も勝利してベスト8進出です。
おめでとうございます。

明日はベスト4をかけて静岡学園。

非常に楽しみです。

今日の試合は相手チームが大津高校をリスペクトした内容でした。

5バックで0-0でいきながらカウンターを狙う相手チーム。

後半の途中までは相手のゲームプランでした。

しかし県予選でも大津高校はこのようなゲームを経験している為慌てません。

しっかりとリスクを管理しながら中央を突いたり、サイドからクロスを上げたり、シンプルにPAにボールを配給したり。

その結果セットプレーが多くなりショートコーナーから先制点を取ることができました。

偶然の得点ではなく必然の得点だったと思います。

誰かが得点するのを待つのではなくチームとしてゴールを奪いにいく。

チームとしてプレーするので全員の共通理解があるのでプレーテンポも速くなります。

テンポが速くなると相手のスタミナも限界があります。

個人任せのサッカーになってしまうとプレーテンポが上がらずボールを持たされている状態になってしまいます。

その結果カウンター1発でやられてしまうということが良くあります。

非常にサッカーは複雑で難しいスポーツです。

今日のようにゴールを守るチームもあれば前線からボールを奪いに来るチームもある。

ボールを保持してゲームをコントロールしてくるチームもある。

どれだけ次の試合に向けて相手チームの情報を集めてスカウティングしてもその通りにいかないことがサッカーです。

プレーテンポもプレー強度も上がる高校年代で

「どうしたらいいですか?」とベンチを見ている時間はありません。

ピッチレベルで自分たちで変化を起こしていかなければいけません。

まずはチームとしてプレーすることを学ぶこと。

求められていることを理解すること。

これができなければどんな選手であれピッチに立つことはできません。

そしてもっと上のレベルを意識するのであれば

「言われていること以上のプレー」

が求められます。

チャンスと思えばDFラインから50mスプリントして相手PAに侵入していかなければいけません。

ピンチと分かれば前線の選手が50mスプリントして自陣PAまで戻ってゴールを守らなければいけません。

サッカーインテリジェンスが高い選手が求められます。

ただこのようなプレーは勇気を持ってリスクを冒すメンタルと最後まで走れるフィジカルとプレッシャーのある状況でもブレないテクニックがなければ成立しません。

全国のトップレベルのチームが自分たちのトレーニングの前にいつもトレーニングを行っています。

このような環境があるのは全国でも本当に少ないと思います。本当に恵まれていると思います。

いつも全国トップレベルの基準を選手たちは学ぶことができる。

自分の育成年代の時と比べてサッカーをする環境は本当に今は整っています。

素晴らしい人工芝のグラウンドでトレーニングできて素晴らしいお手本が身近にいる。

ではプレーする選手たちがギラギラしているか。

成長することに貪欲になっているのか。

どうしても選手たちを見ていると物足りなく感じてしまう。

まずは自分がどんな選手になりたいのか。

どんな夢、目標を持っているのか。

本当にグランヴァロールの選手たちには素晴らしい環境が揃っていると思います。

主体性、自立、考動力を身につけ、成長することに貪欲になりギラギラした選手を育成していきたいと思います。

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