自分の考え方としてはピッチのパフォーマンスに問題を抱えている選手はピッチ外にその原因が関係していると考えています。
これは自分自身現役時代の経験を踏まえて大切にしていることです。
そして現役時代ピッチ外のパフォーマンスを上げることでピッチ内のパフォーマンスも改善してきました。
そしてパーソナリティーを少しずつ変えていくことでピッチ内のパフォーマンスも上げていくことができると考えています。
「パーソナリティー」とは、人間が生まれつき備えている性格や素質に加えて、家族や生活環境、周囲との人間関係など、子どもから大人になる成長の過程で次第に形成されると考えられている。
ネットで調べたらこのようなことが書かれていました。
サッカーは判断、決断のスポーツです。相手がいるスポーツです。状況に応じた柔軟な状況判断が求められます。
そこで求められるのが「パーソナリティー」です。
自分で考える力、自分から行動を起こす力、自分から要求する力。
この自分からアクションを起こす力が状況に応じた柔軟な判断、決断をできることに繋がります。
このような自分からアクションを起こせる力を持った選手はコーチの投げかけ、コーチの要求をひとつの選択肢として考えることができます。
だから判断、決断をする時に多くの選択肢があるということです。多くの選択肢があるので先出しも後出しもできます。
要は相手をしっかりと観れるということです。
しかし、自分からアクションを起こせる力を持っていない選手はまず選択肢がひとつしかありません。
その選択肢とはやらされている選択肢です。
言われていることをただこなすだけということです。
当然、相手の変化、状況に応じた柔軟な判断、決断をするということはできません。
そもそも相手を観るということができていません。
先出しも後出しもできません。リアクションです。
何を言いたいかというと、本気でサッカーが上手くなりたいというのであれば「パーソナリティー」を変えようということです。
やらされる回数を減らそうということです。
失敗は問題ではありません。しかし、多くの選手が失敗を恐れています。
失敗を恐れている選手はボールを前に運ぶことができません。前を向くことができません。前に配給することができません。
しかし、自分からアクションを起こせる力がある選手は少しでも相手の隙があれば前に向かいます。
相手との駆け引きを楽しんでいます。
だからボールを要求する訳です。その相手の隙の一瞬を逃したくないからです。
なぜ、コーチがいつも主体性という言葉を多く使っているか。
ひとりでも多くの選手に理解してもらいたいと思います。